ガンガーは日の出前が一番よろしとのことで朝4時おきでまたもや
ガンガーへ。まじ眠くてもうアタマはどろどろのデレデレ。
あ〜まだ朝日昇ってねーべな・・うんこー。しかしガイドさんが
きっちり時間にくるので全身オールユニクロスタイルに着替えて
いざガンガー。(アジア旅行=全身ユニクロ)ねんみーな。

朝早いため商店街は全く人もいない。あんらー朝は静かでいいね。
ガンガーに降りる前のに手前のチャイ屋であっついチャイを飲む。
あーもう激しく旨すぎてもう叫びたくなるわけ。うんめー!!
ホテルで飲むチャイより絶対こういう露店のチャイの方がどんなにか
まいうーなことか。でもやっぱりコップは使いまわし。ノー!

まだ夜明け前なので相変わらずムシ祭り。いいかげんムシにも見飽きて
くる。もうすきなだけユニクロにとまりなお前ら。
またボートに乗って昨日と同じコースをたどる。ダー!!!
すごい人人人。まだ夜明け前なのに、たくさんの人が沐浴してるのよ。
女の人ってスッポンポーンで入るわけないから、サリー着て入るん
ですが、サリーって原色が多いから、もう色とりどりのサリー姿が
見れるのですよ。そのキレイなことといったら半端ナイ。
ヤッベーなんて神聖な眺めなんだ!うおー!

ボートに乗ってると物売りボートがよってくる。ここでも物売りかよ!
と突っ込みたくなるけどまあしょうがなし。でもひとつ面白いのが
あったんですよ。バケツにサカナを2、3匹入れて売ってるのね。
なにこれ食えってか?と思ってインド人のおっさんに聞くと、これを
買って魚を川に放しなさいと。ハイー?そう、「善行」を商売に
してるんですねー。いいことをすれば1日ハッピーだよって。な〜るへそ。
面白いので魚を買って、ガンガーに放しました。魚思いっきり
はねたので叫んじゃったよ。魚うろこあるから嫌いなのよねー。

南のほうに向う途中、川の向こう岸から薄オレンジ色と薄紫色の
中間みたいな色の太陽が昇ってきたんですが、もうその美しさと
いったら!!すっごいすっごいすっごいキレイなんですってばよ!
まだ明けきってないぼんやりうすい紺色の空にゆっくり上がっていく
薄オレンジ色のまん丸の太陽。その太陽がガンガーに反射してきれいに
映ってる様子といったらもう大興奮。林家ペーのように写真を
撮りました。後ろを見るとガートで沐浴している人たちが太陽に向って
拝んでるのですよ。もうこんな光景見たらなんかもう全身鳥肌たっちゃう
くらいです。とにかく、最高。

ボートは火葬場に向います。今日も朝からもくもくと白い煙が
たち、たくさんの炎が燃え上がってるんですね。あー今ここで人を
焼いてるんだ・・。そばには真っ赤なサリーに包まれた遺体がありました。
本当にすごい、なんていうかなんていったらわからない気持ちになります。
人の一生なんてホントちっぽけなもんだなあ。
ここにくると、世界観や価値観がものすごく変わりますね。
インド人はガンガーに遺灰を流すことが最高の幸せなんだけど、薪代が
とんでもなく高い。つまり死ぬ時に一番人生でお金がかかるそうです。
ガイドさんが言ってた言葉ですが、
「人は生まれてくるときは、手をぎゅっとにぎりこぶしにして
生まれてくる。それは手の中に生きる目的を持って生まれてくるから。
でも死ぬときは手はだらんと開いたまま。手の中には何もない」
この言葉、どう受け止めますか?

火葬場のあるガートに降りようとすると、目の前の階段ギッシリに
ゴキブリのまん丸版コガネムシがひっくり返ってる!!!踏み場もない
くらいもうギッチリムシムシムシムシムシ!!!!あー!!
あああああぎゃああああああああああああああああああああと
絶叫しました、私。泣きそうになりながらその階段を上りましたよ、ええ。
あー今思い出しても嘔吐寸前。

ガンガーってすごいよね。遺体を焼いて、その灰を流したり、薪代が
高くて全部買えないから遺灰になる前に薪がなくなって半焼けの状態の
ままの遺体が流れてるそばで沐浴したり洗濯したり、その水でチャイを
作ったり・・・。普通の概念でとらえればやっぱりすごく汚いし衛生的に
問題ありでインド政府も頭を抱えてるらしい。でも「聖地」だから政府が
いくら言っても無駄なわけで。
そんな汚い川なのにその場にいたらそんな風にはちっとも思えないし
むしろほんとうに美しくて母なる川でとてつもなく神秘的で。私も
入るつもりだったけどガイドや両親に絶対ダメだって言われた。絶対
体に良くないって。そうかもしれないけど、やっぱり入らなきゃ
だめだよって思う。今度来たら絶対沐浴しよう。

火葬場のあるガートから小道を通ってガンガーにそばにある
色々な寺院を見て回ります。とにかくたくさんの物乞い、巡礼者。
やっぱり病気が蔓延してるらしい。ハンセン氏病ですね。みんな
指のない手を一生懸命出してくるんだけど、でもここで喜捨していいのか
どうかわからない。黙って前を通り過ぎるだけ。

途中へんなサドゥーみたいなオヤジに祈りを捧げられ、額にポチッと
赤いのつけられました。勿論オヤジはお金をせがんだよ。ちゃんと出して
やったよ。まったく。まあこれも楽しいこと。

そのあと、ガンガー近くにあるバナラス・ヒンドゥー大学に連れて
いかれる。とにかくでかさが半端ナイ。車道がガンガン敷地内にある。
なんじゃこの大学は!大学敷地内にある有名なお寺に案内されました。
インドはお寺は裸足で入らなきゃいけないところが多くて、ここも
裸足で。この寺院またいたるところにバッタが。もー素足で
踏んだらたぶん私死ぬ。中に入っても、足元バッタが気になって
神様の像とかあんま集中して見れないっての。

そのあと、なんかガイドオススメのインド式朝食をたべ、10時過ぎに
ホテルに戻ってきましたよーん。朝からグッタリ。午後はブッダ
(お釈迦様ですぜ)が初めて説法を行ったという仏教の聖地
サールナートに行くというスケジュールなので3時間ほど寝て
いざサールナートへ。体力と根性のない弟、あまりの汚さと物乞いの
多さにベナレスが大嫌いになったらしい。弟とこちらもまた体力のナイ
父はホテルに残るっつーんで、マミーとガイドとサールナートに
向いましたとさ。

ベナレス編・パート(キム)ヨンジャに続く。

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