ああ雨だと、外に出るのがとっても億劫になるよ。
出かけようかなって思ったけど、アウト。

最近、アパレルからDMがよく届く。
ああもう春物が始まるんだな。と。うーむもう春。
外は、日に日に寒くなってるのにねえ。
お店のお姉さんたちは、もう春物着てるんだね。早!

洋服関連のDMってまあ基本的にミニカタログとかがついてるか、
それかシンプルに一枚葉書の場合が多いと思うのだけど。

ヤマモトヨウジやリミフウからくるDMは、毎回必ず店員さんの字で
葉書いっぱいにびっちりメッセージが書いてある。
ろみおー様の好きそうな服が入りました!とか。
営業メッセージでも嬉しい。
ヤマモトヨウジの会社は接客とか、こういうとこがすごいキッチリしてる。
だからしょっちゅう足を運んじゃうのかも。

店員さんの接客によって、そのブランドに対するイメージが変わるよね。
大学生の頃、よく行ってた代官山や原宿には「接客」をするショップなんて
ほっとんど無かったもん。いらっしゃいませ、って言葉すらなかったりね。

それかタメ語とかさ。代官山のアルカリでシャツを買ったとき、
「そのシャツ、かわいいべー?!お客さんにまじ似合うそれー!
あたしも持ってんだけど!ってかうちの店員みんな買ったよそれー!」
と店員にまくしたてられ、ドン引きした記憶が鮮明に。
それ以来あの店行ってないもんなあ。

洋服の接客ってむつかしいよね。ゆっくり見たいのに、店員が来て
「それお似合いですよ〜!」とか言ってくるとうざいなあ、って思っちゃうしさ。
店に入って思いっきり接客全くされないのも、またむかつくし。
むかつく、といえばたたんである洋服を見てるはしから、どんどんたたみ直す
店員とか。いやがらせかよ!オイ!

いつもお世話になってた店員さんが辞めちゃったから、行かなくなったお店も
あるし。
自分に似合うものは似合う、似合わないものはさりげなく「こっちも着てみましょうか」
って違うものを薦めてくれたりして。そういうところがとても好きだったんだよなあ。
それにとてもかわいかったしね。毎回萌えまくってた。

試着して、あーこりゃまっずい、って誰が見ても思うような服を「いやーすっごくお似合い!」
とかへーキな顔して言ってくる店員さんとかもねえ。
ノルマがあるから大変なんだろうなあって思うけど。やっぱいい印象ないよな。

とまあひとしきり店員談義したところで、2005年を思い返そうシリーズ。

*2005年に読んだ小説私的いい感じランキング。

1:小池真理子「恋」

昨年は、非常に小池コマリ年でしたね。読みまくったぜコマリ!
コマリ先生の退廃的で官能的で三島的なところ大好きです。
コマリ小説の舞台は軽井沢、それと全共闘、浅間山荘事件時代
のものが多いのですよ。
故にこの時代の女性のファッションやヘアメイクの描写がとてもお洒落な
ところがまた大好きなんですよね。
「恋」もそうです。
登場人物がとにかくとても魅力的。
つべこべ言わずとにかくコマリワールドにどっぷり浸かれ、と言いたく
なるくらい、引き込まれるストーリー展開。
すごく憧れちゃうんだよなあ。コマリの描き出す世界。
「恋」は本当に続きが気になって気になって仕方なくて、徹夜して
読みました。

2:山田詠美「風味絶佳」

AMY先生は私的にとても好きな作家なので。
この人の世界観とか美しい文章、洒落たフレーズ、読んでていつも
うっとりしちゃうんですよねえ。
これ映画化されるそうですねえ。
しなくていいよ・・・・。

3:小池真理子「無伴奏」

これも、コマリ先生お得意のデカダンで官能的な小説。
まあちょっとストーリー展開が、後半読めてしまうんですけど
コマリワールドに足がずっぽりはまってるんで抜け出せず。
ちなみに「無伴奏」「欲望」「恋」はコマリ3部作と呼ばれてるそうです。
物語背景とかデカダンなところはよく似てます。

4:町田康「東京飄然」

これは小説じゃなくエッセイかな。
婦人公論に連載されてる頃から好きで、毎週夢中になって
読んでました。(婦人公論は母の愛読書)
町田康って視点がすごく面白いでしょ。
彼の文章は結構アクが強くて、ちょっととっつきにくく、よくこんな難しい
言葉しってんなあっていつも感心させられるものが多いのですけど。
これはそんなことはなく、いつもの町田康的な独特の表現、言い回しで
彼の目から見た「東京」をとてもユーモラスに描写してます。
かなり笑えて、面白い作品。
町田康、ほんと好きだなあ。かっこいいしね。

5:群ようこ「いいわけ劇場」

あまりに下らなすぎて、面白くて印象に残った短編集。
本当にいるよなーこういうダメ人間!群ようこの視点の鋭さに脱帽。

昨年はなんか同じ作家のばかり読んでしまったなー。保守的な人間なので。
大好きな重松先生は、「その日の前に」「いとしのヒナゴン」2冊読みましたが
まあそんなに印象に残らない作品でしたな。「その日の前に」は結構
話題になったけどね。泣けることは泣けます。
せっかく両方ともハードブックで買ったのに。

*こりゃあないだろと思った小説

唯川恵「肩越しの恋人」

唯川恵の小説って全体的に少女小説感が抜けないので、頭を全く使いたくない時や
暇つぶしをする時に読むにはいいというスタンスで読みます。
これは直木賞を取ったそうで、期待して読みましたが、なんでこれが選ばれた???
最後までフーン、で?という感じで終了。
この人の描くOL像っていっつも同じ。こんなことばかり考えてるOLは今時いないだろ。
とにかく少女漫画を小説にしたような典型的な話にウンザリしました。

いまは懲りずに重松先生をまた読んでます。
初期の作品がやっと文庫化されたので嬉しいわーほんと。どれだけ待ってたか。
感想はまた次回にでも。

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