五月大歌舞伎＠新橋演舞場
2006年5月20日 演劇
歌舞伎見るのは半年ぶりくらいだったので楽しみにしとりました。
中学生の頃に「王様のレストラン」ってミタニコウキのドラマやってましたよねー。
その時ギャルソン役が松本幸四郎で、なにこのオッサン超かっこいいやんけ！
ってとこから幸四郎ファンになり、歌舞伎をよく見に行くようになりました。
家族ももともと歌舞伎好きだったので、花道グループとかに入って
いい席ゲットしたりして。
幸四郎→染五郎→新之助（海老蔵）とね。萌え対象は変わって行きましたが。
昔は、ほんっとに凛々しくってかっこよかったよ。新ちゃん。
そんな新ちゃんもデブり、伊藤園のお茶だし、武蔵で大ゴケ、
隠し子発覚、米倉と熱愛だかなんだか。
DOしようもねえよ。痩せろよなー。
今日は吉右衛門がメインで。（鬼平犯科帳のね。）
なにげにこの歌舞伎人生10年で吉右衛門を見るのは初。
しかも演目は五右衛門だし。五右衛門も初。
いやあ良かったです。吉右衛門は華やかさはないけど、繊細で
丁寧な感じでした。
なんか渋いっていうのかしら。
五右衛門の話は地味でそこまでグッとこなかったけど。
染五郎もやっぱし素敵。
スタイルがいいねー。この人は。器用だしさあ。何やっても
卒なくきちんと演じるねえ。
せりふもちゃんとくぐもらずに聞こえるし。
2幕目は福助の京鹿子娘道成寺。
福助はいいねえー。大好きです。
ちなみに福助の弟が中村橋之助ね。三田寛子のだんな。
福助は顔立ちがきれいだし、踊りのうまさが半端ねー。体イカかよ。
でもやっぱおっさんになったなあーと思ってしまった。
娘役って若い人のほうが見た目はパッと綺麗なのはしょうがないことですな。
娘道成寺も何度も色んな人の見てますけど、福助は格別。
ぶっちゃけずっと踊りで途中だれる演目ですがな。
3幕目は八百屋お七ですよ！
今回は一部目がわりとコミカルな笑劇チックな感じで。
吉右衛門が、とぼけたオヤジ役をとても上手に演じてました。
二部目は、かの有名なお七が愛する人を助けるために死ぬ覚悟で
火の見櫓に登って太鼓を叩くシーン。
お七を亀冶郎が演じたのですが、もおおおおおおおおお
すっごい熱演！すごかった亀ちゃん！びっくり！！
亀を見るのはすっごい久しぶりなのですが、猛烈に演技や踊りが
上手になっててアタイは感動したよ！亀すげーよ！
一途な乙女心を踊りで可憐に儚げでいて力強く演じててさ
もう感動して泣いちゃったよ。
あー泣けるううう。
将来が非常に楽しみな女形ですね。頑張れ亀！
今回は芝雀とか歌昇とかわりと豪華なメンツでした。
オントは歌舞伎座の助六が見たかったんですけどねえ。
でも亀のおかげで大満足！！
帰りにビヤーを飲みたいと父ちゃんがうっさいので銀座ライオンで
軽く飲んでタクッて帰りました。
ということで軽くマニヤな日記になってしまったでやんす。
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